しおんちゃんの頑張った記録④~しおんちゃんの生きる力
2015年11月半ば。
アロマでスタートしたしおんちゃんの自然療法だけど、結局、アロマを使ったのはほんの数日。
ニンゲンの鼻ではわからないくらい‘うすーくディフューズする’ってのも難しかったし、繊細なしおんちゃんには慣れない匂いは逆にストレスになるんじゃないかと思ったので、やめた。
だから、結果的にはただ治療をやめただけになっちゃった。
だけど、アロマの考え方は私が感じたことと同じ方向で、この時のしおんちゃんには大正解だった。
アロマテラピーはリラックスして自己免疫力を高め、自然治癒を促すことが目的なので、出来る限りでストレスを排除する方向で生活することが大切。
しおんちゃんの意志を尊重し、すべての「強制」をやめて2日後、しおんちゃんのお顔に力が戻り、表情が生き生きし始める。
お薬は、差し出してみて、自分から食いついて飲むものだけを飲ませた。
おなかの薬とガス抜きの薬はしばらく飲んでいたけど、だんだん飲まなくなった。
お給餌をやめたので体重は右肩下がりに減って行ったけど、想定範囲内だった。
体重は減っても、日に日に元気を取り戻していったので、食べる、出す、のサイクルが保てていれば、数字にはあまりとらわれずに、しおんちゃんが前を向く力に集中して様子を見ることに。
体重は、お給餌をしていた時は900~950g。
お給餌をやめたと同時に減り始め、2月初旬に底をついたときには800g。
100g単位でどんどん減っていくようだと考えなければと思っていたけど、このくらいのペースなら大丈夫だと判断。
もともとが肥満気味だったこともあり、体重が減っても‘軽くなった’という感じで、‘痩せてしまった’という印象はなかった。
食餌制限も解除して、パセリのような極端にカルシウムの高いもの以外は、しおんちゃんが食べたがるものを梅ハルと同じに与え、カルシウムが高いということでストップしていたペレットも再開。
しおんちゃんはペレットが大好きだったから。
治療中よりも摂取カルシウム量は増え、お薬もやめたけど、不思議なことに血尿頻度は激減。
血尿になっても細菌感染はせず、しおんちゃんは自分の力で菌に打ち勝てる免疫力をつけていった。
お水が飲めないので定期的にレタスで水分補給。
乾燥牧草が食べられないので生牧草を主食に、何種類もの牧草を一掴みずつ与えては励まし、給仕係としてしおんちゃんにはりついて3ヶ月半、2016年2月いっぱいまでを過ごす。
食欲はなかなか上がらなかったけど、食べられなくなるということもなく、元気はキープ。
2016年3月に入った頃からいつもの1番刈りソフト(乾燥牧草)を食べられるようになり、お水も飲めるようになった。
私がはりついて励まさなくても自分でちゃんと食べたり飲んだり出来るようになった。
ペースが取り戻せて体重も増え始め、900~920gを自力で保てるように。
3月下旬に一度血尿が出たけど、下痢にはならずにすぐに回復。
5月下旬に再び体調が崩れるまでの3ヶ月近くの間は不調なくとても元気に過ごすことが出来た。
2015年11月に転院した時、転院先の先生には、「‘太く短く’という考え方もある」と言われた。
長年たくさんのモルモットを診てきた先生がしおんちゃんを診て、「いつどうなってもおかしくないと思った」そうだ。
先生も、しおんちゃんの状態では「今」を充実させることが最善と判断され、イヤがることをやめてしおんちゃんの生きる力に賭けてみたいという私の考えをサポートしてくれた。
身体の中で病魔が進行している状態とは裏腹に、モリモリ食べて元気を保てた最後の3ヶ月間は、嬉しい想定外というか、奇跡の時間だったと思う。
しおんちゃんが全力で生きる力を発揮して、最後に精一杯、美味しく楽しく過ごした時間だった。
炎症で激痛が始まる5日前のしおんちゃん。
体調は崩れ始めていたけど、お元気はキープ。いつものようにねーちゃんにちょっかいを出す。
昨夏、しおんちゃんが体調を崩してからは、ケージ越しがちょうどいいふたりだった。
今思うと、ねーちゃんに攻撃的になっちゃったのは、婦人科疾患の症状だったのかもしれない。
完治することが叶わない中で、最後に幸せな時間を過ごせたこと、
思いの外、長く、幸せな時間をもらえたことは、
私にとっても大きな慰めとなった。
ながーいでちねぇ。しおん、がんばったでちから!⑤につづくでち!
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アロマでスタートしたしおんちゃんの自然療法だけど、結局、アロマを使ったのはほんの数日。
ニンゲンの鼻ではわからないくらい‘うすーくディフューズする’ってのも難しかったし、繊細なしおんちゃんには慣れない匂いは逆にストレスになるんじゃないかと思ったので、やめた。
だから、結果的にはただ治療をやめただけになっちゃった。
だけど、アロマの考え方は私が感じたことと同じ方向で、この時のしおんちゃんには大正解だった。
アロマテラピーはリラックスして自己免疫力を高め、自然治癒を促すことが目的なので、出来る限りでストレスを排除する方向で生活することが大切。
しおんちゃんの意志を尊重し、すべての「強制」をやめて2日後、しおんちゃんのお顔に力が戻り、表情が生き生きし始める。
お薬は、差し出してみて、自分から食いついて飲むものだけを飲ませた。
おなかの薬とガス抜きの薬はしばらく飲んでいたけど、だんだん飲まなくなった。
お給餌をやめたので体重は右肩下がりに減って行ったけど、想定範囲内だった。
体重は減っても、日に日に元気を取り戻していったので、食べる、出す、のサイクルが保てていれば、数字にはあまりとらわれずに、しおんちゃんが前を向く力に集中して様子を見ることに。
体重は、お給餌をしていた時は900~950g。
お給餌をやめたと同時に減り始め、2月初旬に底をついたときには800g。
100g単位でどんどん減っていくようだと考えなければと思っていたけど、このくらいのペースなら大丈夫だと判断。
もともとが肥満気味だったこともあり、体重が減っても‘軽くなった’という感じで、‘痩せてしまった’という印象はなかった。
食餌制限も解除して、パセリのような極端にカルシウムの高いもの以外は、しおんちゃんが食べたがるものを梅ハルと同じに与え、カルシウムが高いということでストップしていたペレットも再開。
しおんちゃんはペレットが大好きだったから。
治療中よりも摂取カルシウム量は増え、お薬もやめたけど、不思議なことに血尿頻度は激減。
血尿になっても細菌感染はせず、しおんちゃんは自分の力で菌に打ち勝てる免疫力をつけていった。
お水が飲めないので定期的にレタスで水分補給。
乾燥牧草が食べられないので生牧草を主食に、何種類もの牧草を一掴みずつ与えては励まし、給仕係としてしおんちゃんにはりついて3ヶ月半、2016年2月いっぱいまでを過ごす。
食欲はなかなか上がらなかったけど、食べられなくなるということもなく、元気はキープ。
2016年3月に入った頃からいつもの1番刈りソフト(乾燥牧草)を食べられるようになり、お水も飲めるようになった。
私がはりついて励まさなくても自分でちゃんと食べたり飲んだり出来るようになった。
ペースが取り戻せて体重も増え始め、900~920gを自力で保てるように。
3月下旬に一度血尿が出たけど、下痢にはならずにすぐに回復。
5月下旬に再び体調が崩れるまでの3ヶ月近くの間は不調なくとても元気に過ごすことが出来た。
2015年11月に転院した時、転院先の先生には、「‘太く短く’という考え方もある」と言われた。
長年たくさんのモルモットを診てきた先生がしおんちゃんを診て、「いつどうなってもおかしくないと思った」そうだ。
先生も、しおんちゃんの状態では「今」を充実させることが最善と判断され、イヤがることをやめてしおんちゃんの生きる力に賭けてみたいという私の考えをサポートしてくれた。
身体の中で病魔が進行している状態とは裏腹に、モリモリ食べて元気を保てた最後の3ヶ月間は、嬉しい想定外というか、奇跡の時間だったと思う。
しおんちゃんが全力で生きる力を発揮して、最後に精一杯、美味しく楽しく過ごした時間だった。
炎症で激痛が始まる5日前のしおんちゃん。
体調は崩れ始めていたけど、お元気はキープ。いつものようにねーちゃんにちょっかいを出す。
昨夏、しおんちゃんが体調を崩してからは、ケージ越しがちょうどいいふたりだった。
今思うと、ねーちゃんに攻撃的になっちゃったのは、婦人科疾患の症状だったのかもしれない。
完治することが叶わない中で、最後に幸せな時間を過ごせたこと、
思いの外、長く、幸せな時間をもらえたことは、
私にとっても大きな慰めとなった。
ながーいでちねぇ。しおん、がんばったでちから!⑤につづくでち!
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