FC2ブログ
2016/08/04

しおんちゃんの頑張った記録~⑧手術の記録・時間が経って思うこと

しおんちゃんの手術、目標は子宮・卵巣の摘出と膀胱から結石を取り除くこと。
開腹してみて優先順位を決め、麻酔下のしおんちゃんの状態で出来る限りということで臨む。

しおんちゃんの頑張った記録⑧1

術中、麻酔は安定していたので予定通りに進められたのだけど、開腹してみたら、卵巣の腫瘍は消化管に癒着していたため、卵巣摘出は出来なかった。
腫瘍には手を付けられないため、良性か悪性かは判断できず。
小康状態になっても、おなかには常にガスが溜まってウンチが安定しなかったのは、この癒着も一因だった可能性が高い。

子宮は摘出できた。
病理の結果、内膜に非腫瘍性の増殖性変化が認められた。
腫瘍ではないので悪性のものではなかったけれど、増殖していた子宮の下部がかなり硬くなって周囲を圧迫していたため、排尿障害の一因になっていたと思われる。

膀胱結石は取り除けた。

しおんちゃんの頑張った記録⑧2

結石の成分は炭酸カルシウムが98%。ビタミンCで溶けるタイプの結石ではない。
手術の3日前、レントゲンで確認した時に4.9mmと言われた結石が、取り出してみたらさらに大きくなっていた。
ハルちんの結石もそうだけど、体質的に結石ができやすくなってしまうと、短期間にどんどん大きくなってしまうみたい。

術後に受けた説明。
卵巣は摘出できなかったからおハゲは治らないかもしれない。
消化管に癒着があるままなので、おなかの状態には課題が残るかもしれない。
結石と子宮はきれいに取れたので、排尿障害は改善を期待できる。

QOLを下げている大きな要因が1つ取り除けたということで、手術としてはまずまず良い状況だったのだけど、しおんちゃんの体力は限界だったんだろう。
回復に向かうことは出来なかった。

しおんちゃんの頑張った記録⑧5

経過の写真を見ながら説明を受けて、手術について率直に感じたこと。

麻酔をかけるということは、一度身体のいろいろな機能が下がるということ。
手術の内容によって麻酔の時間も深さも変わるのだけど、症状で体力が低下しているところに、手術の大きなストレスがかかっている中で、一度下がった機能をまた持ち上げるというのは、思っていた以上に大変なことだったのだと感じた。

手術について考える時、「痛み」の心配をいつもしていたけど、実際のところ、痛みは痛み止めで抑えることが出来るから、究極のストレスにはならないのかもしれない。
痛みよりも、精神的なストレスの方がはるかに大きかったのではないかと感じた。

人間のように、説明を受けて納得して治療を受けることが出来ない。
知らないところに置き去りにされて、怖くて不安な状態で眠りに落ちて、目が覚めたら自分の身体が急に思うように動かなくなっている。
その違和感や恐怖はどんなにかストレスになった事だろうと思った。

しおんちゃんの頑張った記録⑧6

手術の日はカメラを持参しなかった。
炎症がひどくなってからは、つらそうなしおんちゃんにカメラを向けることが出来なくなって、写真を撮っていない。

術後、「病理に出すと戻って来ないから」と、結石の写真を撮れるように先生が促してくださった。
その時におっちゃんのスマホで撮った数枚しか写真はないと思っていたんだけど、先週になって、自分の携帯の中にこの日のしおんちゃんのお写真を発見。

麻酔が覚めた後、入院のお部屋で数時間様子見していた時のお写真。
撮ったことをすっかり忘れちゃってたこの2枚がしおんちゃんの最後の写真になった。

しおんちゃんの頑張った記録⑧3

麻酔からは一応覚めたけど、ずっとウトウトしていたしおんちゃん。
(2016年6月11日(土) 17時12分)

しおんちゃんの頑張った記録⑧4

写真を撮ろうと思えたのは、その時のしおんちゃんがつらそうに見えなかったからだと思う。

痛みからは解放されたと思う。
意識はなんとか戻ったけど、半分眠っているような状態だった。
おうちに帰って来れて、苦しまずに、安らかに旅立てたと思う。

しおんちゃんの頑張った記録⑧7

先生も看護士さんも、親身に寄り添ってくれて、精一杯してくださったし、これで良かったと思ったけど、時間が経つにつれていろんな気持ちが押し寄せて来る。
もう考えても仕方ないんだけど、それでも、考えて、考えて、考えて、行き着くのは「正解はないのかもしれない」というところ。

手術前、酸素室に入ったしおんちゃんはカッチンコに固まって放心状態になっていた。
触ることは出来ないので、外から声をかけるけど反応がない。
結局これが、ちゃんと意識のあるしおんちゃんとの最後の時間になったんだけど、あの時、きっとしおんちゃんは怖かったんだろうな。

術前検査に入る前の診察の時、いつもは何でもされるがままのしおんちゃんが初めて、私のシャツの中にダッシュで潜り込んできて、先生が聴診するために抱っこしようとしても頑として出て来なかった。
敏感で繊細なしおんちゃん、いつもと違うことをちゃんと感じているんだなぁと思った。

後になってこの時のことを思い出すと、もしかして、しおんちゃんは「手術なんてしなくていいから、おうちに帰ろうよ」って言っていたのかな?という思いがどうしても消せない。
梅ちゃんとハルちんがいて、私とおっちゃんがいて、冷蔵庫を開ける音がして、美味しいモノがもらえる、いつものおうちが一番良い。
「痛くてもガマンするから、もうちょっとの間おうちで一緒に暮らそうよ」って言いたかったのかなぁと。

しおんちゃんの頑張った記録⑧8

手術をしなかったとしても、もう長くはなかったと思うけど、しおんちゃんが自分から「バイバイ」を言うまで、しおんちゃんが一番安心できるおうちで、そばにいて見守ってあげた方が良かったのかな?という思いが残る。

手術をしなければよかったと思っているのかもよくわからない。
今は目の前で激痛に苦しむしおんちゃんがいないから、違う思いがあるだけなのかもしれないし、あの苦しい状況でもう一度選ぶとしたら、やっぱりまた同じ選びをしてしまうかもしれないけど。

後悔が残らないように、どんなに頑張っても、やっぱり、いろんな思いが残るし、過ぎ去ってしまってもいろいろ悩む。
大事な、宝ものだった命が病気になっておわかれするということは、どんな形を選んでも、そういうものなのかもしれないなぁ。

梅ちゃんのこと9

やっぱりデカい?6

我が家の掟5

モルそばの会9

じゃじゃもる8

テディだからなの?3

しおんちゃんの頑張った記録⑧11



☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


長ーい記録を読んでくださったみなさまへ


備忘録として書いたので、ホントに長ーくなっちゃいました。

おつき合いくださったみなさま、読んでくださってありがとうございましたm(_ _)m

しおんちゃんのモル生は、時間的には短かったのかもしれませんが、

私にとっては、とっても充実した、濃い3年2ヶ月でした。

特に、最後の1年間の闘病生活は、大変でしたが、かけがえのない時間です。

しおんちゃん、とってもとっても可愛かったです。

愛嬌たっぷりで、にぎやかで、いつも笑わせてくれました。

甘えんぼじゃなかったけど、いつも私を気にしていて、

私の気持ちや言葉に敏感で、

私の足をわざと踏みに来たり、ちょっかい出しに来る様子がたまらなく可愛かったです。

「しおんちゃん」 「しおんしおん」 「しおん子さん」って呼ぶと、

必ずぴくんと反応してこっちを見てました。

思い出すと、この部屋の中にいつもしおんちゃんが見えます。

病気になってしまって、つらい闘病生活が長く続いたけど、

しおんちゃんはウチでとっても幸せに暮らしたんじゃないかなと思います。

大好きな梅ねーちゃんがいてくれたしね。

最後の選びについては、飼い主としては答えが出ないままですが、

しおんちゃんのモル生は幸せだったかな、と思えることに私も幸せを感じています。



しおんちゃんの闘病中、何度も励ましをくださった方々、

旅立ちに際してあたたかいお声掛けを下さったみなさまに心よりお礼申し上げます。

そして、ブログを通していつもしおんちゃんを可愛がってくださったみなさまに

心よりの感謝をお伝えします。

ありがとうございました。


梅ハルしおんのママ





しおんのがんばったきろく、おわりでち!   
にほんブログ村 小動物ブログ モルモットへ
にほんブログ村




スポンサーサイト